
子どもの記憶に残る博物館を作る仕事【キャリアの山巡り#002】
こんにちは!トーチリレーの畑山です☺
「キャリアの山巡り」では、世の中にある求人情報やインターン副業といった「様々な仕事=山」の中から、私たちも知らず、面白そうと感じた山や、あるいは名前だけは聞いたことあったんだけれどもどんな山なんだろう、と思って調べたことをご紹介します!
今回巡り逢った「キャリアの山」は、「株式会社トータルメディア開発研究所」さんです!

第2回は…カップヌードル?!ではなく、ミュージアムを作り上げた会社です!
岸野:神保さん、今回第2回目ですね!いきますよ!今回はですね…こちらです!…前回覚えてますか?前回はタケノコを使った、メンマでしたけれども。今回は…

岸野:ラーメン繋がりというわけじゃないんですが(笑)。今、気が付いたんですけど。
神保:いや、絶対ラーメン繋がりで2回目にこれ持ってきたなと思ってました(笑)
岸野:今気がつきました(笑)そういえばラーメン繋がりですね!第1回目と2回目は。はい、ということで!このカップヌードルミュージムというのが横浜にあるんですけども、今回ご紹介するのは日清食品さんかというとそうではなくてですね…。このカップヌードルミュージアム横浜を作った、このプロジェクトを運営していた会社、「株式会社トータルメディア開発研究所」さん。こちらの会社をご紹介したいと思います!

株式会社トータルメディア開発研究所様の求人情報のご紹介!
岸野:私の方で公開されてるこの会社の求人情報を今日の撮影時点11月18日時点で独自にまとめてきました。
※ このnoteでは求人情報を画像データでお伝えし、説明は割愛させていただきます。

神保隊長から見た「山」の景色
岸野:今回はこういった博物館をプロデュースしている会社を取り上げたわけですけども、神保さんも事前にご覧になって、調べてですね。どんなことを思われたかコメントいただけますか。
神保:そうですね。私もこの会社を今回取り上げるまではあの存じ上げなかったんですが…。元々この会社が結成された1番最初のきっかけが、1970年に開催された万博なんですね。で、この万博の閉会の翌日に、万博を支えた各業界の先鋭的なブレーンが集結して設立されたのがこの「株式会社トータルメディア開発研究所」ということで。現在は凸版印刷さんの100%子会社になっている会社なわけです。なので元々、万博のようなものを仕掛けた実績のある方々が集まって創業された会社なんで、そもそもやろうとしていることがやはり尖ってるわけですね。
…で、じゃあ今回の「環境創造プロデューサー」という職種が一体どんな職種なのかっていうこととか、この職種の魅力ってどういうところにあるのかなっていうのを、色々と資料を拝見させていただいて考えたのですが…。今回募集する職種の魅力は。このカップヌードルミュージアムのプロジェクトの事例をお話をさせていただくのが1番伝わるんじゃないかなっていうふうに思うので、ちょっとここを深掘りたいなと思います。
このカップヌードルミュージアム横浜なんですけど、デザイナーは我々もよく存じ上げている佐藤可士和さんなわけですね。佐藤可士和さんは日清食品さんと関係が深くて、テレビコマーシャルからロゴからカップヌードルのいわゆるその包装のデザインとかに至るまで、全体のクリエイティブをプロデュースされてるんです。そしてカップヌードルミュージアム横浜の仕事において、発注元である日清食品さんからは、「安藤百福さんのクリエイティブ思考、その裏側をこのミュージアムに訪れるお客様、特に子どもたちに伝えたい」というコンセプトでご依頼があったようなんですね。で、「安藤百福さんの想いを子どもたちに伝える」というコンセプトって…めっちゃ難しいわけですね。
このコンセプトをどうやってミュージアムに具現化するかっていうことを考えた時に、このプロジェクトに携わったトータルメディア開発研究所の当時のプロデューサーがまずやったことが…これがめっちゃ秀逸なんですけど、安藤百福さんの親族のところに行って話を伺って、安藤百福さんがどういう人だったかそして彼が残したいろんな逸話とか語録を読み漁って…。安藤百福さんの人となりが何なのかを徹底的に調べ上げて、その思考のコアの部分のキーワードを抽出するっていうことを行ったんですね。そしてそのキーワードに合う表現デザインが何なのかってことを専門家と一緒に話しながら作り込んでいったみたいです。
で例えば安藤百福さんは「まだないものを見つける」っていうキーワードを重んじていたみたいなんですけど…。これであれば、その「まだないものを見つける」という思考で発明された洗濯機を紹介するようなことをこのミュージアムの中に置いたらどうだろう、であったりとか。あとは安藤百福さんの「創造的思考」、これを子どもに分かる形で印象的な体験に昇華すればいいんじゃないかっていうことで、カップヌードルの製造工程を遊具に変換して「カップヌードルパーク」という室内アスレチックを作ったり。あとは来館者自身がカップヌードルの麺の役になり、製麺から出荷するまでの一連の工程を楽しみながら全身で体感するというルートを設けたり。あとは「麺のルーツを探る旅」ということで、麺ロードでこの出会った8カ国の麺を味わえるフードアトラクションを設けて解説したりですね…このようにとっても面白い取り組みに昇華しました。
でこの仕事をやってのけた一番の理由は、「子どもたちが楽しみながら安藤百福さんの想いを思考を学べる施設を作り上げたい」という日清食品さん側・依頼主側の想いに応えたっていうことだと思うんですね。このように依頼主の構想を表面的に聴くんじゃなく、それをしっかりと整理して本質を炙り出して、その中から展示物の設計、施工というふうに形を作っていくっていう、こういうお仕事が今回の「環境創造プロデューサー」の役目だなと思います。なので、このようなことに関心を持つ方、ミュージアムとか博物館のいわゆる現場監督、演出家みたいなことをやりたい方には極めて面白い仕事なんじゃないかな、と思いました。これが今回の「環境創造プロデューサー」という職種、そして「株式会社トータルメディア開発研究所」のユニークポイントかなというふうに感じました。
岸野:いやもう面白いし、やってみたいなっていう方も何人いらっしゃるんじゃないかなと思ったんですが。しかもね、こちらの会社すごい本当に全国でいろんなものを手掛けてらっしゃって、それもまた面白いですよね!

神保隊長からこの山に登る方へのメッセージ
神保:今岸野くんからもお話ありましたように、全国にこのトータルメディア開発研究所さんはいわゆる博物館とか施設を手掛けられておりまして。例えばニュースになったところでいうとですね、福岡県にある福岡市科学館の中に「ダーウィンコース」、「ニュートンコース」という、子どもが学べるコースを設けたみたいで、それがキッズデザインアワード2022において経済産業大臣賞優秀賞を受賞しております。でこの施設も来館者のことを考え、特に子どものことを考えて作ったということだと思うんですが…。このコースではですね、地元にある九州大学と連携して、6ヶ月12回にも渡って小学校4年生から6年生に向けたサイエンス講座を開いているそうです。
僕はこのニュースめちゃくちゃ面白いなと思っていまして…こういったものってだいたい箱物行政化して、作ってお終いでその中のコンテンツの開発にまで踏み込むってことはやらないんですよ。なんですけど、この企業のすごくいいなと思うところは、箱物を作るだけじゃなくその箱物の中に入るコンテンツ、今回で言うと小学校の高学年に向けたサイエンス講座まで一緒に開発をするということを九州大学と産学連携でやってるわけですね。なので社会課題の解決とか育児とか子どもとか、そういったものに箱だけではなく中身にまで踏み込んでやる、というそういう思想がある企業なんじゃないかなって思いました。ぜひですね、今回ご覧になられて、あぁとっても面白そうだなって思われた方はご応募をご検討されてみてもいいんじゃないかなっていうふうに思います!
今回の内容を動画でご覧になりたい方はこちらから👇
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